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水の世紀、21世紀? 民営化の選択
21世紀は水の世紀だと主張するホーム・ページ、ブログを時々拝見する。確かにそうかもしれないが、その主張の中に次の二つをキーにしているところを見受ける。
(1)発展途上国における水の民営化
(2)バーチャル・ウォータ

バーチャル・ウォータについて感じるのは、二酸化炭素の排出権につながる胡散臭さである。今日はこのことについては書かない。

さて、ここで取り上げるのは「水の民営化」。私も、こんな事があって良いのかということで、びっくりして一冊の本を買い求めた。
世界の〈水道民営化〉の実態―新たな公共水道をめざして(amazon)

この本、スーザン・ジョージ女史の前書きが記されている。たぶん、日本語版に寄せて書かれたものだと思う。内容は各国の水道に関わる人たちによって執筆されている。スーザン・ジョージの本だと思った私は、だまされた馬鹿であったが、まあ良い。

極めて真摯な内容のために、頭痛を感じた私は「水の民営化は世界で否定」されるようになったという傾向を確かめて本を閉じた。民営化を悪魔の選択と思う方は、本書を開いてみることをお勧めする。

SAPIO 7/9号 P31, 32には、水の民営化についての記述があり、「2000年からの6年間で、世界の大都市の水道民営化計画の8割が反対運動によって取り消された」とある。安心して良いのかは不明ではあるが、民営化は否定的な流れと理解してよいだろう。

もしウェブの内容が民営化で世界は闇に包まれるかのように書いてあるものを見かけたら、ちょっと古い内容であるかを検証することをお勧めする。古いか、情報操作の可能性がある。

ただし、問題はそれで解決したわけではない。巨大水道会社(ヴィヴェンディ(現ヴェオリア)、スエズ、ベクテル)が引き上げると、各都市は水不足に悩み、インフラや投資が無くて苦しんだ、とSAPIOは言う。苦しんだから民営化という悪魔の選択肢ができたのであろうが。

つまり、世銀の開発援助は途上国を支援するものではなく、先進国が利益を得るための開発プロジェクトであるとSAPIOは言う。世界は腹黒く、どうにもならない事はあるということなんだろう。ただ単に、「民営化はありえない」とコメントするだけでは何も始まらないみたい。

これに類することとして(極めて私的連想)、日本の食糧自給率。したり顔して上げなくてはならないというのはどうかなと思う。これは、井沢元彦氏の本を読んでそう思うようになった。
逆説の日本史 15 近世改革編 (15) 官僚政治と吉宗の謎 (amazon)


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